DaiGo著『「好き」を「お金」に変える心理学』を読んで、「好き」なことを伸ばしていくと決意した。

「好き」を「お金」に変える心理学 書評

メンタリストDaiGoさんの本を読みました。ただお金を儲けるということをメインにした本ではなく、好きなことをお金に結びつけることが書いてあります。

「好き」を「お金」に変える具体策

メンタリストDaiGoさんの『「好き」を「お金」に変える心理学』を読みました。

結構前に近所の本屋さんで買っていた本でしたが、ずっと積ん読になっていました。大晦日にふと読み始めたところすごく面白く、あっという間に読み終わってしまいました。

タイトルからしてありきたりな「お金本」と思われるかもしれません。

しかし、読み始めるとそれがすぐ違うことに気がつきます。

貯金や儲ける金額を最優先に考えるのではなく、自分にとって価値のあるお金の使い方をしようと説明されています。

この本の冒頭で説明されているのが「イースタリンの逆説」。どういうものかというとある程度の収入までは年収が増えると幸福感が増すが、一定レベルの年収に達すると、それ以上収入が増えても幸福感は向上しない、というもの。

さまざまな方向からお金について知ることができる具体策が盛り込まれているので実践しやすい本です。

無限ループを回す

印象的なのは「お金の無限ループ」という考え方。といっても別にあやしいもうけ話ではありません。

好きなことにお金を集中させることによって結果的に稼ぎに磨きがかかっていき、収入が増えていくというサイクルを確立すること。

理由は好きなことにお金を集中させることによって好きなことを存分に楽しむことができ、よりレベルアップしていくということです。

ほかの部分にも出てきますが、好きでないもので浪費しても時間もお金も無駄になってしまいます。

これを自分の好きなことに集中させることによって、自分の「好き」を中心としたサイクルを生み出すことができます。

自分の本当に好きなことがわかる9つの質問が本の中にあるので、その質問を自分自身にしてみて自分に合う方法を探すことができます。

会社を辞めて大儲け!みたいなことは書いていなくて、もっと理論的に構成されています。

お金の使い方を見直す

この本で繰り返し述べられているのはDaiGoさんが本当に好きなものは知識=本を読むこと、であるということです。

類まれな読書家であるだけあって本の中で引用される本も多岐に渡ります。

そして好きなことにお金と時間をかけるという選択をしていることです。DaiGoさんにとってはそれが読書だったということ。

私も読書が好きなのでこの部分に共感しました。

ビル・ゲイツも読書家として有名で毎年休暇を取って読書する時間を確保しているそう。

来年は読書量を増やしていきたいと思っているのでこのタイミングで読むことができてよかったです。

この本を読んでやはり読書にお金と時間を多く割きたいと思うようになりました。

もちろん人によって好きなものは異なりますが、私の場合それが「本=読書」だったということ。

あとがき

お金をただの紙切れに変えるか、価値のある紙切れに変えるかは自分次第。

この本は起業をしよう、投資をしよう、貯金をしよう、と声高に訴える本ではありません。それを否定するものではありませんが、「お金」と「幸せ」のバランスについて書かれた本です。

「お金」の使い方について書かれた本と言ってもいいでしょう。

「お金」の問題は人生の重大事。軽く扱うことはできません。「好き」をテーマにすることで読者にとって人生をよりよくする方法を学べる本だと思います。

あっという間に読んでしまった一冊でした。「好き」なことを生かしていきたい人は読んでみてください。

今回紹介したDaiGoさんの本

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