プロブロガーイケダハヤトさんの『武器としての書く技術』を読みました。ブロガーだけではなく、書くことをしているすべての人におすすめします。
イケダハヤトさんに会ってわかったこと
4月30日に第3回備後ブロガー会を開催しました。
今回はプロブロガーイケダハヤトさんを講師としてお招きしました。
これまでイケダさんのブログや著書を何度も読んでいましたが、実際にお会いしてお話しをお聞きすることの学びはすごかったです。
何倍も気づきがありました。
イケダさんが言われていたことで印象に残ったのは、生産量です。
何にでも通じるけど、まず量をこなさないと、スピード感が出てこないんです。鈍重な動きでは、チャンスを得ることができません。
加えて、量をこなさないから「今やっている方法は、自分に向いているかどうか」もよくわからない。確信を抱けないから、常に迷いがある。— イケダハヤト (@IHayato) 2017年4月27日
もちろん、ただ増やせばいいというわけではありませんが、トライ&エラーをするためにも生産量は必要になります。
武器としての書く技術
そこで、イケダさんの著書である『武器としての書く技術』を再読してみました。
そうするとお会いしたときに聞いた話がより理解できました。
本としては少し前の本ですが、まったく古くなっていません。
この本を読んだのはブログを始めたばかりのころです。
そのころはよく理解できていませんでしたが、ブログを始めてから読み直してみると目からウロコの連続でした。
これからの時代の文章は「スピード」「コピー力」「引きつけておく力」「リピートしてもらう力」が大事になります。
この本を読めばそれらの力について学ぶことができます。
誰もが発信することが可能な時代ですが、読まれる文章を書くには練習が必要です。
間違ったフォームで素振りをしても、正しいフォームは身につきません。
しかし、心配ありません。名文を書く必要はないのです。
ネット時代に適した文章とは何か?ということもこの本で知ることができるので、読みながら練習を繰り返すといいでしょう。
文章作りは料理作りに似ている
文章作りは料理作りに似ています。 ただただ、手に入った食材をポンポン鍋に放り込んでいくと、「食べられる何か」はできあがるでしょうが、なんだかわからないものになってしまいます。これでは、誰も食べてはくれません。
このブログを開設する前はライブドアブログで書いていました。
その時の文章を読み返してみると、ここに書いてあるとおり適当に鍋に食材を放り込んでいた状態ですね。
しかも文章が短い。
起承転結やテーマなど文章の基本となるルールも意識できていませんでした。
最近はそれらを意識して改善しつつあると思います。
生産量が大事とはいえ、ただ漠然と書き始めるだけではダメできちんとテーマを持って書き始めることが大事です。
その意味で最近気をつけていることがブログネタの管理です。
絶対的に生産量が足りないな。もっともっと書きたい。そのためにはネタをメモするのを忘れないようにしないと。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2017年5月3日
思えば初期のころ、漠然と書いていたのはネタをきちんと考えていなかったからでした。
当時は日記的な内容が多く、情報も盛り込まれておらず、ましてや検索エンジン対策などできているはずもありません。
これらに意識があるだけで文章がだいぶ変わってきます。
1000文字以下が多かった記事も今では1000文字くらいは楽に書けるようになっています。
書き続けることで成長することができます。
ひたすら量をこなすことで、文章能力は向上していきます。
個人で発信をしよう!ブログを書こう!
ぼくらの時代においては、個で活躍することが必然的に求められるのです。
いまは本当に恵まれた時代です。
無名の一個人でもブログを開設して情報発信をすることができるようになったからです。
ブログを書くのが大変ならSNSで発信するという方法もあります。
そしてブログで自分の文章を発表していくことでいろいろなところから反応を得られます。
注意したいのは、「発表」というプロセスが重要だということです。よほどでない限りは、誰も見ないところで書き続けていては、文章はうまくなりません。
最初は抵抗があるかもしれませんが、自分の文章を発表し、反応をもらうというのはとても嬉しいものです。
自分の書く文章がだれかの役に立ったり、共感してもらえるということに勝る喜びはありません。
会社のなかで悶々と働いている人は、ぜひ書く習慣を身につけましょう。具体的にいえば、ブログを書くことです。
ブログというのは、組織の外の人たちに、自分が何者であるかを知らせる最良のツールになります。ブログが、組織の外の人たちとのコミュニケーションを生んでくれるのです。
ブログは世界中の人たちに自分を知ってもらう、いわば名刺となります。
ブログをきっかけとしてビジネスにつなげることもできるし、仲間をつくることもできます。
「好き」を発信し続けることで、自分の周りにポジティブな変化が起こっていきます。
この本を片手に書き続けていけば、新しいステージに立てると確信しています。
毎日ただ職場と自宅の往復だった私の人生はブログと出会って大きく変わりました。
これも書くことの力です。
イケダさんの創作の秘密を知ることのできるこの本は本当にリーズナブルだと思います。
実際にイケダさんにお会いして、モチベーションが数段上がりました。
ブログを書くのは本当に楽しく、これからも続けていきます。
この本のKindle版を持っているのですが、iPhone7PlusでもiPadでも読めるのでおすすめです。
まだ持たれていない方はKindlePaperwhiteを購入してもいいかもしれません。
あとがき
ブログを書いている人、これからブログを始めたい人にとっては必読書と言えます。
この本を読んでいるかどうかでブログの生産がかなり変わってくるのではないかと思うほどです。
『武器としての書く技術』おすすめです!