奈良にあるビートルズレコード専門店のB-SELSで買い物をしてきました。
貴重なレコードを試聴させてもらい、最高の時間を過ごすことができました。
ビートルズレコード専門店B-SELS!
奈良市にあるビートルズレコード専門店のB-SELSに行ってきました。
B-SELSの場所は近鉄奈良駅のすぐ向かい側のビルの中にあります。
このお店に行くことがライブと並ぶ今回の旅行の目玉。
愛読しているブログの「shiotch7 の 明日なき暴走」にお店の開店の情報が書いてあり、その後の記事にも店長のSさんがお店とともに登場するので、「これは行くしかない!」と決めていました。

▲お店はビルの3階にあるのですが、上る途中の階段には「ビートルズシカありません」という看板があります。
この看板に偽りなし!
これがB-SELS!

▲これがB-SELSの入り口です。
落ち着いたところで店内を眺めてみると、貴重なレア盤から盤質のいい国内盤までいろいろなビートルズのレコードがあります。

▲レコードはビートルスのディスコグラフィーにしたがって「プリーズ・プリーズ・ミー」から「レット・イット・ビー」にかけて並べてあります。
そのあとはベスト、編集盤、ソロ、関連アーティストです。

▲初めて見るベネズエラ盤や東南アジア盤など珍しいものから、本家UKファーストプレスもありました。
高価な盤だけではなく、盤質のいい国内盤も各種揃っていて一日中でも眺めて入れそうな雰囲気。

▲もちろん、シングル盤もあります。ビートルズやメンバーソロもあり。こちも豊富な品ぞろえ。
B-SELSで聴かせてもらったもの。
With The Beatles/UK Matrix 1 ラウドカット
お店に入ると店長のSさんが1枚のレコードをかけてくださいました。
それが「WithThe Beatles」のUK Matrix 1。
このレコードは通称“ラウドカット”として有名なもので、すごく迫力がある音が楽しめるということでとても人気があります。
「ラウドカットのいい盤が入ったので、今日来られたお客さんにはこちらを聴いてもらおうと思って」と親切にレコードをかけてもらいました。
B-SELS ビーセルズ | 日記 | WITH THE BEATLES -ビートルズとともに― (2)
店長さんいわく、「ラウドカットは迫力があるが、音がつぶれていることもありますね。でも、この盤は状態がよかったのか、音がいいです」とのこと。
初めて聴く正真正銘の“ラウドカット”はまるで、ライブハウスでビートルズのライブを聴いているよう。サウンドが一体となってすごい迫力!
すごい迫力ながら、リンゴのシンバルの音などもつぶれておらず、きれいです。
これはすごいです。
Magical Mistery Tour/US モノ盤
次にかけてもらったのは「マジカルミステリーツアー」USモノラル盤。
昨日ノエル・ギャラガーのライブで「オールユーニードイズラブ」を聴いたばかりですが、本家ビートルズのサウンドはさすが。
特に良かったのが、「Flying」「Bluejay Way」「I am the walrus」など。
特に「Flying」がかかった瞬間に「おっ!」と声を出してしまいました。
「このFlying、すごいですね!」というと、Sさんも「そうでしょう、ビートルズマニアにも見過ごされがちな曲ですが、ビートルズがつくって、アルバムに入れた曲ですからね。」
そう、独特の浮遊感のあるサウンドがモノラル盤なのに広がりを感じられて、かつロックとして心に響いてくるのです!
先ほど挙げた曲はああ、ビートルズはこういうサウンドだから、この曲をアルバムな入れたんだな、と再発見しました。
Abbey Road/Pro Use盤(日本プレス)
Pro Use盤とは東芝が1978年にリリースしたオーディオファン向け高音質シリーズの一作。
とにかく音が良い!ということでマニアの間で高く評価され、高値で取引されています。
お店にニアミント状態の盤があり、その話をしたら店長さんが試聴させてくださいました。
2人で話をしながら聴いてあっという間にひきこまれ、気づいたらアルバムを通して聴いてしまっていました。
特にB面のメドレーはたたみかけるようなサウンドに聴き入ってしまう感じ。
CDのようなクリアさがありつつ、低音もしっかり出ているというまさに高音質。
帯はないものの、盤はコンディションがとても素晴らしいものでした。
そのほか、購入した盤も試聴させていただきました。
B-SELS(奈良にあるビートルズレコード専門店)でビートルズのレコードを買ってきた。
最高だった!楽しかったし、あっという間に時間が過ぎた。
貴重なレコードも試聴させてもらえて、やっぱりレコードはいいな~と感じました。(ラウドカットの音がすごい)
明日から生きていく活力になった!
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) May 18, 2019
あと、いい音で聴くビートルズのレコードはリンゴのドラムの迫力がすごく、CDや配信音源とは全然違いました。
これは一聴の価値あり!です。
B-SELSで買ったレコード。
ビートルズ/Abbey Road1975年オランダ盤

▲最近ハマっている「Abbey Road」関係からはオランダ盤をチョイス。
プロユース盤とぎりぎりまで悩んだのですが、予算との関係からこちらを買いました。
プロユースには劣るものの、気持ちのいい音が鳴ってくれます。
Discogsの情報によるとオランダのEMIで独自にカッティングされた盤のようです。
The Beatles – Abbey Road (Vinyl, LP, Album, Reissue) | Discogs
ビートルズ/Hey Jude US盤(Bell Sound刻印)

▲こちらはUSで編集されたアルバム。
「ヘイ・ジュードをアルバムで聴くならこれですね」という店長さんの一言と、大好きなジャケット、収録曲ということで購入。
このアルバムはPaperback Writerのギターの音がすごいです。
音圧が高く、かつ抜けがいい音。US盤らしい“ロックな”音が楽しめる1枚。
教えてもらったのがギターが70年代のサウンドということ。このサウンドを66年(ペイパーバック・ライターの発売年)にやっていたビートルズはやっぱりすごいです。
ジョージ・ハリスン/Gone Troppo日本盤見本盤

▲本盤は貴重な見本盤。盤・ジャケットとともに極上の状態です。
Sさんはリアルタイムですこのアルバムを買ったそうですが、なんの告知もなくお店に並んでいたので「もしかしてブート?」と思ったとか。
このアルバムはジョージのキャリアの中でも知られていない作品ですが、聴いてみるといい曲の割合が多くこの当時のジョージの才能が少しもさび付いていなかったことがわかります。
ただジョージ自身がプロモーションをほとんどしなかったこともあり、キャリアの中でも地味な存在になってしまいました。
クリアな音質です。
ゴーン・トロッポ自体は中古で見かけることもなく、いつもお店に行くと探すのですが手にとることすらありませんでした。
それがまさかの美盤でしかも見本盤。確認してみたところ、ゴーン・トロッポも輸入メタルマザーを使用していました。
ポール・マッカートニー/My Brave Face12インチシングルUK盤

ポール・マッカトニーが1989年にリリースしたシングル「マイ・ブレイブ・フェイス」の12インチシングルも買いました。
このアルバムはジャケットの写真が大好きで、いつか出会えたらな〜と思っていたもの。
しかもこの盤はUK盤で店長さんも「音がいいですよ」と言っておられたとおり、聴いているだけで元気が出てきます。
購入したレコード。
まとめ
念願かなってB-SELSを訪問することができました。
店長さんがビートルズのレコードについて楽しそうに話をされているのが伝わってきて嬉しかったです。
近くにあったら毎日のように通ってしまうでしょう。
ビートルズファンには最高の場所なので、ぜひ行ってみてください。