すごく納得できる読書本!出口治明著『本の『使い方』』

出口治明 本の使い方 deguchi 書評

出口治明さん著の『本の『使い方』』を読みました。

これまで読んできた「読書本」の中でもすごく好きな1冊です。

1万冊を血肉にした達人の語る読書論

ライフネット生命の社長を務め、現在は立命館アジア太平洋大学の学長である出口治明さん。

出口さんの新刊である『本の『使い方』』を読んでみました。

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出口さんは若いころから暇さえあれば仕事場でも本を読んでいた読書家。(注意されてからは百科事典を読んでいたそう。)

そんな「読書の達人」出口さんの読書の方法論を学べるのが本書の最大のポイントです。

本書の冒頭で出口さんが本の優位な点としてあげているのは以下の5点。

  1. 何百年も読み継がれたもの(古典)は当たりはずれが少ない
  2. コストと時間がかからない
  3. 場所を選ばず、どこでも情報が手に入る
  4. 時間軸と空間軸が圧倒的に広くて深い
  5. 実体験にも勝るイメージが得られる

この本を読みはじめてこの部分を読むことになるわけですが、ここの納得度が高いので最後まで面白く読み進めることができました。

本物の「教養」とはなにか

歴史書の読み方も紹介されていて、歴史小説ではなく「古典」が紹介されていることからも著者の本物の「教養」を感じさせます。

個人的に最近の歴史本では大ヒットだった呉座勇一さんの『陰謀の日本中世史』がおすすめの本としてあげられているのがうれしいところ。

雑誌などでも「教養を身につける」という特集が出てきましたが、教養はあらすじだけをサクッとなでるだけで学べるものではないと感じています。

本書では古典をすすめていたり、速読より熟読という部分があったりして「学ぶ」ということに近道がないことがわかります。

まとめ

本書の末尾には紹介された本の一覧が掲載されていて、これもすごく嬉しいポイント。索引などの部分は省略されることも多いだけに丁寧なつくりの本であることがわかります。

「自分の好きな本を読む」ということが読書のコツだと思っていますが、この本を読むことで読書家の考え方が学べるので自分でアレンジすることができます。

今回紹介した『本の『使い方』』

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