今日読んだ本武井壮さんの『勝つ人』。感想を書きましたが、その中で元プロ野球投手の伊藤智仁さんとの対談が心に響きました。これぞアスリートの世界だ!という感じです。
コンディションを整える
武井さんとの対談で伊藤智仁さんはこのように語っています。
ピッチャーってかなりのウェイトをコンディションが占めるので、一番大事なんです。
コンディションを整えることの重要さは知っていたつもりでしたが、一番大事なことだとは知りませんでした。
たしかにヤンキースの田中将大投手も中4日の登板と中5日の登板の時では成績に大きな差があることは知られています。
しかし、一番は技術だと思っていました。
でも考えてみればその技術を100%発揮するのにもコンディションが整ってなければいけません。
伊藤さんの言っているのはそういうことだと思います。
自分を定点観測する
この対談の中で興味深かったのは、伊藤さんの学生時代や現役時代の次の登板へのアプローチです。
たとえば学生時代には1日に6回、膝裏や指の股とか自分の挟めるところ全部の体温を測って、それぞれの体温が何℃のときどういうパフォーマンスをできるか記録していたというのです。
そしてプロに入ってからも登板の間にランニングのタイムを計測して、その登板でどれだけのダメージを受けたのか、どういうトレーニングをしたら一番回復したかを記録していました。
このように細かいデータを取っていたのは過去のデータがあれば現在の状態を検証することができるからです。
ランニングのタイムが上がらないから休むことを優先しようとか、過去このタイムが出ていた時には次の登板で調子が良かったなどがわかるということだと思います。
ベストの状態になるよう取り組む
これまで自分ではアトピーなどがあるため体調には気をつけているつもりでした。
しかし、自分からコンディションを整える意識を持つという点が欠けていたのではないかと思うのです。
プロ野球選手ほどではないですが、社会人にとっても体調を整えるということは大事なことです。
最近意識しているのは運動と体調の関係。
そして睡眠と体調との関係です。
前に書いたように自分を定点観測し、検証することがここで生きてきます。
いつもベストの状態でいるわけではありません。
いかに日常のレベルを高めていくかが重要になってきます。
まとめ
武井壮さんの『勝つ人』は本当に面白い本です。
買ったばかりですがたくさんの気づきがあります。それでいて読みやすいのがいいですね!
実際に競技をする上での深い意識の部分にも触れているため一度読んだだけで自分に落とし込むのが難しいところがあるかもしれません。
一つ一つの対談は短いため何回か読んで自分なりに考えてみるのも楽しいです。
自分の競技や仕事に置き換えてみると新しい発見があると思います。
ぜひ読んでみてください!
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