紙の本と電子書籍はどのように使い分けるのがベストか。いろいろな方法で読書を楽しめるようになるといいですね。
紙の本と電子書籍の使い分け
最近紙の本とKindle本との使い分けについて考えています。
電子書籍の手軽さは捨てがたい。でも紙の本の魅力もある。
しかし、スペースが・・・。
ということで収納スペースと相談しながらも日々読書を楽しんでいるわけですね。
最近気になる本があります。
それは京極夏彦さんの『ヒトごろし』という本です。
本書の主人公は土方歳三。
京極さんが土方を書くというのだけでも面白いのが確定なのですが、京極作品安定の分厚さで読む前から腕の力が試されそうなのです。
土方歳三をシリアルキラーとして描いた京極夏彦先生の新刊『ヒトごろし』を購入した。しかし、この厚さ……圧倒的! pic.twitter.com/nKxAITk4NV
— カトキチ (@katokiti) 2018年2月1日
京極夏彦先生の『ヒトごろし』購入。
あの京極先生だから覚悟はしていたけど、デカい!厚い!圧倒的!
これは読み応えありそうだぜぇ! pic.twitter.com/TLu8lF6rPh— 長谷浩市 (@hasekou0208) 2018年2月3日
これだけの分厚さになるともはや紙の本だけの体験。
京極さんはあるイベントで電子書籍について語っていましたが、結構辛口でした。(私はTwitterで見ただけです。)
京極作品といえば文字の組み方にまでこだわった仕上がりが特徴。
京極氏は、文章を書くことだけが小説家の仕事ではなく、文章の改行や改ページ、字種、書体の選定まで含めて、読者に「観せる」ことが小説家の仕事だと考えている。
紙の本なら出版されればそれが決定版になるので作家のこだわりを表現できるのでしょう。
ひるがえって電子書籍の場合はデバイスによって表示も変わるし、そもそもフォントや文字の大きさを変えることが可能です。
iPhoneXがこんな感じです。

電子書籍はまだ登場して日が浅いのでメディアとして成熟してくるのがこれからなのでしょう。
ユーザーの立場からするとまだまだ電子書籍が出版されていない本も多いし、専門書などは紙でないと読みにくい。
デジタルネイティブの世代の感覚はまだ違うのかもしれませんが、電子書籍が紙の立場を奪ってしまうのはまだまだ成長が必要なのでしょう。
先ほどの『ヒトごろし』だとその圧倒的な分厚さから電車内で読むのは難しいでしょうね。
持ち運ぶことは可能ですがなんだか本がボロボロになりそうな気がしますし、疲れますね。
やはり休日に時間をとって物語の世界に浸るのがよさそう。
まとめ
私の場合は通勤時間がそんなに長くないので電車に本を持ち込むにしても分厚いものである必要はありませんし、つり革につかまって読みにくいのも困ります。
そのため必然的に電子書籍になってしまいます。
しかし、記憶にしっかり残るのは紙の本の方なんですね。
そのため自宅では紙の本を読むことが多いです。あとは参考書、実用書などでしょうか。
余談ですが、歴史の本も電子書籍になっていない本が多い気がしますね。
この本という素晴らしい文化を伝えていくために、そしてこれからも読書を楽しんでいくためにいろいろ模索していこうと思っています。
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今回話題に出した本
クス