いろいろレコードについて調べている過程で自分の持っているレコードが輸入メタルマザーを使用した音のいい盤だということがわかりました。
レコードの世界は奥が深い
アナログレコードの世界は奥が深いものです。
ダウンロードだと基本的にはどの国でも同じ音質だと思いますが、アナログレコードの場合、レコードをプレスする関係で同じアルバムでありながら国によって音が違うということがあるということです。
そういうことを調べ始めると面白くて、いろいろネットでレコードについて調べるのが習慣になりつつあります。
ビートルズの場合、本国であるイギリスでプレスされた初期盤の音がすごいと聴いたことがありますが、予算的に手が出るものではありませんでした。
その調べる過程で面白いブログに出会いました。それがよたよたBlogです。
よかったのはロックアーティストの日本盤レコードについての研究の記事です。
個人的な印象で、日本盤レコードは普通に手に入るものなので、品質はいいものの音質に関してはフラットというか、普通だというイメージを持っていました。
しかし、当時のレコード会社のかたの努力で、世界的に見ても音質のいい盤があることがわかりました。
日本盤レコードの音がいい
このブログの記事をもとに、レコード大市でミックジャガーとマドンナの高音質盤を手に入れました。
天満屋岡山店で行われた第2回ヴィンテージCD・レコード大市に行ってきた!
これらはレコードを生産する過程で、メタルマザーを本国から輸入しプレスされたため、普通に日本ですべて制作された盤よりも高音質なんだということです。
たしかに音に迫力があるというか、ぼくの使っているプレイヤーでもいい音を楽しむことができました。
ブログ記事をいろいろ読んでいるうちにすでに自分の持っている盤でも音のいいものがあることがわかりました。
持っていたストーンズのBlack and Blueがいい盤だった
それがRollingStonesの「Black and Blue」の日本盤レコードです。

輸入メタルマザー検証 The Rolling Stones その3: よたよたBlog
かなり、いい音で聴ける「ブラック・アンド・ブルー」の日本盤は超オススメのレコードです。
この記事によるとこのアルバムも輸入メタルマザーを使用した盤で、帯にも大々的に「全世界同一音質!輸入メタル・マザー使用」とあります。
私はこのアルバムを買ったときに帯がついていないものを買ったので気づかなかったのですが、どうやら同じもののよう。

私が持っているのはP-10174Sという番号の盤です。
マスタリングエンジニアでカッティングを担当したのはLee Hulkoという人物で、盤にもLHと刻印があります。
そのほか、SideAには、
- ST-RS-763567-J
- P-10174S1
- STERLING
SideBには、
- ST-RS-763568-G
とあります。
ちなみにSTERLINGはマスタリングを担当した会社とのこと。
などの刻印があって、記事の盤よりも違う部分がありますが、同じメタルマザーを使ったものとして間違いなさそう。
安くてもいろいろな音が楽しめるのがいい
帯がなかったので気づくのに時間がかかりましたが、よたよたBlogの記事のおかげで自分がたまたま買ったレコードが輸入メタルマザーを使用した音のいい盤だと気づくことができました。

輸入メタルマザーを使用した音の盤とはいえ、この盤も尾道レコードで1000円ほどで買ったもの。
帯がついていればもう少し高かった可能性があるものの、それでも何千円もするというものではありません。
それだけ安くてこれだけ楽しめれば大満足です。
今回はレコードのマニアックな話をしましたが、それとは関係なくこのアルバムはストーンズの名盤なので、まだ聴いてことがないかたはぜひ、聴いてみてください。
まとめ
レコードの制作過程はなかなか複雑で、レコードを聴き始めるまではマスターテープからすぐにプレスするイメージを持っていましたが、まずラッカー盤をつくり、メタルマスター、メタルマザー、スタンパーなどの行程を経るみたいです。
アナログ盤の音質について考える ~英国初回盤の音質が最強なのか?~: よたよたBlog
このあたりの行程の勉強はファンとして、なにか本とかで学んでみたくなりましたね。
次に狙っているのはラッカー盤を本国から輸入したというストーンズの「サムガールズ(女たち)」を手に入れることですね。
輸入メタルマザー検証 The Rolling Stones その5: よたよたBlog
といっても本国盤の初期プレスから比べると安く手に入れることが可能な模様。
どんどん楽しみが増えるのは楽しいことです!