本を選ぶときに、いい本を選ぶための簡単な方法があることをご存知ですか。
ブックガイドなどを参考にすることもひとつの方法ですが、本自体を見ることで情報の信頼性やその本について知ることができるようになります。
いい本を選ぶための方法
本を選ぶときに、できるならいい本を読んでみたくないですか?
実は小説以外で、知識を得たいときにいい本を選ぶために簡単な方法があります。
それは、
- 目次がしっかりと作られていること。
- 参考文献が記載されていること。
- 索引があること。
この3つです。
それぞれ説明していきましょう。
目次がしっかりと作られていること
まずは目次です。
なぜ目次が大事なのでしょうか。
それは目次がきちんと細かいところまで作り込まれていると、本を読むときに目的の部分へすばやくアクセスすることができるからです。
本の重要な部分を覚えるための手法として、折り目をつけるドッグイヤーやふせんなどの方法があります。
それらに加えて目次がしっかりとしていることによって、探している情報をすばやく探すことが可能になります。
小説では、大きな賞や短編のタイトルしか目次としてついていないので、目次から読みたい部分を探すことは困難です。
同じことが知識を得るための本でもいえるということです。
参考文献が記載されていること
2点目は参考文献が記載されていることです。
これはなんとなくわかると思いますが、その本に書かれていることをあとからより詳しく調べなった時、情報の出どころを確認したい時、参考文献から大元の情報を読むことができます。
海外の自己啓発本では膨大な参考文献が記載されていて、本や論文などを自分で調べることが可能です。
ただ、翻訳本の参考文献は日本語に訳されるときに省かれることもあるので注意が必要です。
また参考文献を見ることによって、著者がどのくらいの情報を見ているのか、本の信頼性をある程度担保することもできます。
技術の進歩が早い分野で大昔の論文や本ばかりを取り上げている場合は、情報の信頼性にちょっと疑問符がつく、という具合です。
索引があること。
最後は索引です。
ただ普通の本では索引がついていることはあまりありません。その分索引がついている本は当たりというわけです。
索引は、たとえば本の中で「SEO」という言葉があり、その言葉が何ページに出ているか住所録のようなものです。
索引をつけることは大きな手間がかかり、たいていの本はそこまで必要ないのでついていないことが多いです。
ただ、ぼくがよく読む歴史の専門書的な本は索引があり、出ていることが多い印象です。新書でも古くからの名著と呼ばれるものにはついているものもあります。
まとめ
今回は「いい本を選ぶための3つの方法」を紹介しました。
もちろんこれが絶対的な基準ではないですが、参考にはなると思います。
本は目的によって役割が違うので、その目的に合わせた使い方をすることでもっと本のポテンシャルを引き出すことができるようになります。
次の書店か図書館に行ったときにはぜひ、チェックしてみてください。
あらためて考える本のコスパの良さについて:知識を得るには本がいい。