いまロックファンの中で話題なのがビートルズの名盤、ホワイトアルバムの50周年記念盤。
ステレオリミックスされていて、デモとアウトテイクもあります。
なんと主要ストリーミングサービスで全曲聴くことができるので試しに聴いてみました。
ホワイトアルバム50周年記念盤
いま話題のビートルズの名盤、ホワイトアルバムの50周年記念盤。
個人的にはこのリイシューには一抹の不安を持っていました。
というのも今回はビートルズとプロデューサーのジョージ・マーティンによる当時のミックスではなく、リミックスされているということです。
今回のリミックスを担当したのはジョージ・マーティンの息子でプロデューサーのジャイルズ・マーティン。
昨今のリイシューラッシュでは当時のマスターテープをいかに再現するかが流行していたこともあってのぼくの不安でした。
新しいステレオリミックスの評価は?
しかし、発売から少し経ってさらにストリーミング配信もされたことで肯定的な意見を多く目にすることが増えてきました。
ジャイルズが今やっているビートルズのリミックスは「オリジナルはこう鳴っているけれど、本当はもっとこういう響きだったんじゃ?」っていう取り組みなんでは。当時の録音でつかみきれなかった音を想像しているというか。
— you (@whoneed) 2018年11月9日
ビートルズ1とかここ最近のビートルズリミックスは個人的には否定的だったんだけど今回のはアリだわ
— 真島フェリシア (@_M_A_J_I_M_A_) 2018年11月8日
The BeatlesのWhite Albumリミックス全部聴いた。47年聴き続けてきたものは違和感なく受け入れられるものとして出来上がっていた。Giles Martin素晴らしい仕事をしたね。
— 荻原 隆 (@OgiharaTakashi) 2018年11月9日
しかし、否定的な見方もないではありません。
ビートルズ界隈はそりゃあもう大騒ぎさ。
でもね、Remasterならともかく Remixまでする必然性は全く感じられないんだなぁ。
なんで?って感じ。
聴いてみて「やっぱり」と思った。
分かってた。予想通り。
ベースが、異様な程に、必要以上に、強調されてる。
#beatles #whitealbum pic.twitter.com/Ag55972aSt— cats_n_blues. (@cats_n_blues) 2018年11月9日
公式Youtubeで何曲か聴くこともできます。
それと今回の目玉になっているスーパー・デラックス・エディションについているBlue-rayにはモノミックスやハイレゾ音源も入っています。
いまは設備を持っていないけれど将来への投資としていいかもしれません。
配信サービスでホワイトアルバムリミックスを聴いてみた!
さきほども書いたように本作はApple Music、Spotifyなど主要配信サービスで聴くことができるようになったので聴いてみました。
ビートルズ『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』の50周年記念スーパー・デラックス・エディションがSpotify、Apple Musicで配信開始。6CDに収録された全107曲が全曲リスニング可 https://t.co/2ehFs6pQfP
— amass (@amass_jp) 2018年11月8日
というわけで、早速聴いてみたんですが。。。
悪くない、、、、むしろいい。しかし、だいぶ印象が変わったなという感じ。
現代的なミックスという感じでおそらく定位を整理し、ベースとドラムをくっきりさせています。
そして全体的に広がりがある感じがしていて偏った聴き味になることもありません。
言ってみれば、現代のオルタナティブバンドのサウンドっぽい感じ。
個人的には2009年のモノミックスが好きな感じだったので、当時のミックスをいかしたサウンドにしてほしかったのですが、、、。
今回の目玉はリミックス以外にもアルバム収録へ向けてのデモ、セッションのアウトテイクがあります。
これまでアンソロジーはあれど、ここまでまとまって出てきたのは始めてで注目されました。
一言で言うと素晴らしい。
音が良くて、これまで聴いたことがない音がバンバン出てくる。
とにかく情報量がものすごいです。
個人的にはデモ音源よりもアウトテイクのほうが面白いなと感じました。
愛読しているよたよたBlogの記事にあったRevolutionのテイクも素晴らしかった。
今回の発表テイクの目玉は「Revolution1 Take18」だと思います。この本によるとTake18はずば抜けた出来であり、その後数回のダビングを経て完成テイクが作られたとあります。
また、このテイクは10分17秒あり、完成版からカットされた部分は「Revolution9」に使用されたのは有名な話です。
引用:よたよたBlog
この特典だけでも聴く価値があるんじゃないかと思いました。
ただぼくが欲しいアナログバージョンではデモ音源は付いているけれど、アウトテイクはついていないよう。
アウトテイクがほしかったらCD・Blue-rayのエディションを買わないといけないようです。
まとめ
当初は否定的な見方をしていた今回のホワイトアルバム。
実際に聴いていみると現代的なミックスになっていて、これはこれでありだなと。
ただ、ビートルズも認めている最初のミックスが普通に手に入らなくなるのは嫌だなと思いますね。
あとはデモとアウトテイクが素晴らしいということ。
気になっていた方でストリーミングサービスを契約している方は全曲聴けるのでまずは聴いてみては。
これはスーパー・デラックス・エディション買うしかないかなあ。
ビートルズのベスト「青盤(1967-1970)」をきっかけに音楽好きになった!
今回紹介したビートルズのホワイトアルバム
これは配信版。Apple Musicでは100曲以上聴くことができます。
こちらはスパーデラックス・エディション。