最近はブームになり聴く人も増えているというアナログレコード。
世界で最もレコードをセールスしたビートルズは世界各国でいろいろな盤が出ています。
そんなビートルズのアナログレコードの世界を調べるのにいい本を紹介します。
アナログレコードの世界は奥が深い!

2018年からアナログレコードを集め始めてから、コツコツと自分の好きなアルバムをそろえています。
コレクションの中心はやっぱりビートルズ。
ビートルズは国内盤も相当売れたので聴くだけなら1000円以下で購入できるレコードもあるほどです。
もちろん本場イギリス盤など高音質、マスターに近いとされ高額なものもあります。(ぼくは持っていませんが…。)
面白いのはレコードが国によって音がぜんぜん違うとされていることです。
というのも通常本国以外はマスターテープからコピーされたものからレコードをプレスするので音質が変わることがよくあるからです。
アナログレコードの世界は本当に奥が深い。沼みたいなもので(笑)
まずどの作品っていうことがある。
国内盤が輸入盤かの違いがあるし、製造された国や時代によっては音が違うし。
日本盤でも海外でカッティングされたメタルマザーを輸入して高音質な場合もある。
分けいっても山の中ですね。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) 2019年3月12日
世界各国のビートルズレコードが面白い!
そんな中世界でもっともレコードが出ているであろうビートルズのアナログコレクションを進めていく上で参考なる本を紹介します。
それが『アナログミステリーツアー世界のビートルズ1967-1970』です。

タイトルからわかるようにビートルズ後期のレコードについて取り上げた本です。
アルバムでいうと「サージェント・ペパーズ」から「レット・イット・ビー」「アビーロード」まで。編集アルバムやリマスターボックスについてもふれてあります。
正統派のイギリス盤から、国内盤はもちろん、変わり種のインド盤まで実際に聴き比べた評価が書いてあります。

▲各アルバムのページには各国盤のレーベルとカタログナンバーなどの情報、評価が書いてあるので、コレクションを進めていく上で参考になります。
驚くのはこんなに世界各国でビートルズのレコードが出ていること。
だめな評価の低い盤がある一方、本国以外でも評価が高い盤もあるのです。
日本だと海外盤といってもUK、US盤くらいなのでこれだけたくさんのレコードがそれぞれ違う音だということにびっくりしたし、奥が深いな、と感じた次第です。
最後にまあ、弱点というほどでもないんですが、本書は対談形式で実際に聴いた感想を話し合っています。その中で湯浅さんの口調がすこし“ラフ”っぽいんですよね(笑)。
まとめ
アナログレコードの世界は一旦ハマり込むと抜け出せない魅力があふれています。
本書を片手にビートルズのアナログコレクションをすすめていくのもいいかもしれません。
レーベルの写真もたくさん掲載されているので、見ているだけもも面白い本です。
おすすめです!前編は現在品切れなのでいつか再販されたら嬉しいです。