ビートルズ資料本の良書!『ザ・ビートルズ全曲バイブル』

アビーロードを渡る人 書評

ロックの歴史で最も偉大なバンドのひとつはやっぱりビートルズでしょう。

ビートルズについてはありとあらゆることが研究対象になっていますが、レコーディングに対する関心は高いです。

常に新しいことに挑戦していた彼らですから、そのサウンドの秘密を解明することに多くの人が夢中になっています。

今回紹介するのはそんなビートルズのレコーディング・サウンドについての本です。

ビートルズについて調べる

ロック史上最高のバンドと言ったら、やはりビートルズということになるでしょう。

ビートルズはロックの変えた偉大なバンドであると同時に、社会にも大きな影響を与えました。

そのビートルズが世界中のファンから研究対象になるのはある意味当たり前のことで、バンドの歴史やレコーディングの手法、レコードの音にいたるまで幅広く研究されています。

ビートルズが現役のころはロック黎明期で、彼らはツアーをしながら、あるいはスタジオにこもりながら実験的なサウンドを録音していきました。

今回紹介するのはレコーディングに関する本です。

ビートルズの資料本

その名も『ザ・ビートルズ全曲バイブル』です。

ビートルズが解散するまでに録音した曲は公式には213曲あるといわれていますが、そのすべてについて詳細に分析した良書です。

ビートルズは初期のころは2トラック、途中から4トラックでレコーディングし、最後は8トラックで録音をしていました。

ビートルズ全曲バイブル

この本は時代ごとに楽曲の解説、サウンドの解説、パソコンによるデータ分析、作業の意図が書かれています。

各トラックにどんな楽器が入っているか、ミキシングのときの定位まで書いてあるのでレコードを聴いていて疑問に思ったことはたいてい書いてあります。

ビートルズのレコーディング手法についてはそれ単体で”学問”と呼ばれるくらい詳細に分析されていますが、初心者にはなかなかとっつきにくいもの。

この本では各曲最高でも数ページくらいながら、ツボを押さえた編集で理解しやすくなっています。

ビートルズ全曲バイブルのページ

ロックを好きになってからレコーディングにも興味を持ち、いろいろ調べてみましたが録音というのは難しい仕事で素人では理解できないこともたくさんあります。

ビートルズを10年以上聴いていても、「あれ、こんな音入っていたっけ?」ということもあります。

当時はステレオミックスとモノラルミックスがありましたし、リミックスやリマスターもあるので話はなかなか複雑です。

そういう疑問についてわかりやすく書いてあるこの本はとてもいい本だと思います。

まとめ

ビートルズがいまも世界中の人の心を捉えて離さないのは、そのメロディ、歌詞もありますが、常に新しいことに挑戦していたレコーディングでの進化にもあると思います。

この記事を書きながらビートルズのベストの赤盤の最新カッティング盤を聴いています。そのときに聴いている曲はどうやって録音されたのかを読みながら聴くのもなかなかいいものです。

この本があればビートルズを聴くのがより一層楽しくなりますよ。

photo credit: ClaraDon Our Grandchildren on Abbey Road via photopin (license)

今回紹介した本