Amazonの研究開発費は日本の出版界の売り上げを上回っている。

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ニュースを調べていたらAmazonの2017年の研究開発費が2兆円超えという驚くべき事実を知りました。

日本の出版界の規模は1兆円程度。

圧倒的なスケールの違いの前に打つ手はあるのでしょうか。

Amazonの研究開発費は2兆円超え!

昨年のニュースですが、調べ物をしていたときにある情報を見つけました。

それはAmazonが年間で研究開発費を2兆円以上投資していたというものです。

Amazonが2017年の研究開発費に総額約2.5兆円を投資していたことが判明

最初は単純に驚きましたが、ふと「この額って日本の出版界の規模よりも多いかも?」と思って調べてみると、まさにそうでした。

出版業界の現状・動向・ランキングなど-業界動向サーチ

日本の出版界の売り上げは1兆円強。

Amazonの研究開発費ですら、日本の出版界の全体の売上よりも倍以上あります。

もちろん、1国のひとつの産業と、世界中でビジネスをしている超大企業とでは純粋な比較にならないかもしれません。

ただ、単純な力勝負では話にならない段階になっていると思います。

これからAmazonはどうするのか

Amazonがこれだけ研究開発費に資金を投じるのは、変化の激しい現代で先行者優位を確立するため、先端部門に研究費を投じていることが大きいのだろうと思います。

それに加えて、ジェフ・ベゾスCEOの利益を出さない方針も関係していると見られます。

利益を出さないAmazon そのビジネスモデルの秀逸なカラクリを図表とともに解説する | 新卒だけど新規事業責任者!?

ここからもわかるように「地球上で最も豊富な品揃え」「地球上で最もお客様を大切にする会社」というAmazonの理念に基づき、Amazonはもはやプラットフォームを作る側に回ったとみていいでしょうね。

日本の出版界の打つ手は?

ここまで圧倒的に優位が確立されると日本の出版業界がまともに勝負して、勝ち目があるとは良い肉状況です。

日本の場合は売り上げが1兆円で、その中から研究開発費を出さなければいけないわけで。

1兆円というのは日本の出版界の全体の売り上げなので、当然多くの1社あたりの使える費用というのはぐっと小さくなりますから。

出版社の多くは一部の大企業をのぞいて、いわゆる中小企業が多く、取次や書店も含めてもAmazonには対抗できないでしょう。

新技術を開発して、一発逆転をしようにも研究開発費で圧倒的にAmazonにアドバンテージがあるので、難しいといえます。

面白い書店とは人をつなげる装置として機能する場所。

まとめ

いまは日本国内の電子書籍の規格でもいくつもあり、ポイントカードも各社ばらばらです。

自分の会社の利益を守りたいということはわかりますが、小さい規模でたくさん規格があっても各個撃破されてしまっては元も子もありません。

日本では「読書」という面ではいまだに世界でも恵まれている状況にあります。

Amazonが一人勝ちしても日本の出版界がなくなるわけではありませんが、多様性を守るという意味でも”Amazonをうまく使う”ような意識を持っていくのがいいかもしれません。